テロップ・字幕を自動生成・自動装飾する方法【AI×AfterEffects×Premiere】

テロップ字幕AI自動生成

テロップ・字幕入れは動画編集で最も時間のかかる工程の一つだ。AI音声認識の精度が上がった2026年現在、この工程を自動化することで制作時間を大幅に短縮できる。手動字幕との使い分け含めて解説する。

自動字幕生成の3つのアプローチ

方法精度コストカスタマイズ性
Premiere Pro 内蔵AI字幕高(日本語90%+)CC契約内中(スタイル変更可)
VREW高(日本語95%+)無料〜月3,000円高(カット編集連動)
Whisper API(OpenAI)$0.006/分最高(全自動化可能)

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方法1:Premiere Pro AI字幕の使い方

字幕生成手順

  1. シーケンスのクリップを選択
  2. 「テキスト」ウィンドウを開く(ウィンドウ > テキスト)
  3. 「文字起こし」タブ → 「シーケンスを文字起こし」
  4. 言語:日本語 を選択して実行
  5. 文字起こし完了後、「キャプションを作成」をクリック

スタイルの一括適用

「エッセンシャルグラフィックス」パネルでキャプショントラックのスタイルを設定すると、全キャプションに一括適用される。フォント・サイズ・色・背景ボックスを1度設定するだけでOKだ。

方法2:VREWで粗編集と字幕を同時に

VREWはYouTube動画制作で特に有効だ。音声認識でテキスト化した後、テキストを編集すると動画の対応箇所が自動カットされる。

基本フロー

1. VREWに動画をインポート
2. 自動文字起こし(日本語)
3. テキストエディタで誤認識を修正
4. 不要な「えー」「あの」を一括削除
5. フォーマット設定:フォント・位置・スタイル
6. 動画としてエクスポート、またはSRTファイルとしてエクスポート

SRTファイルとして書き出してPremiere Proに読み込む方法も使える。VREWで文字起こし→Premiereでデザインという分業が効率的だ。

方法3:Whisper APIで完全自動化

import anthropic
import openai
from pathlib import Path

def auto_caption_pipeline(video_path: str, output_srt: str):
    """動画から字幕SRTを自動生成し、Claudeで読みやすく補正する"""

    oai = openai.OpenAI()

    # 1. Whisper APIで文字起こし
    with open(video_path, "rb") as audio_file:
        transcript = oai.audio.transcriptions.create(
            model="whisper-1",
            file=audio_file,
            response_format="srt",
            language="ja"
        )

    raw_srt = transcript

    # 2. Claudeで誤認識補正・読みやすさ改善
    client = anthropic.Anthropic()
    msg = client.messages.create(
        model="claude-opus-4-6",
        max_tokens=4000,
        messages=[{
            "role": "user",
            "content": f"""以下のSRT字幕を以下のルールで修正してください:
1. 明らかな誤認識を修正(「行きます」→「やります」など文脈に合わない場合)
2. 1行が長すぎる場合(20字以上)は適切な位置で改行
3. フィラー語(「えー」「あのー」「まあ」)は削除
4. SRT形式を維持すること(番号・タイムコード・テキストの順番)

SRT:
{raw_srt}"""
        }]
    )

    corrected_srt = msg.content[0].text

    # SRT部分を抽出(```のコードブロックがある場合対応)
    import re
    srt_match = re.search(r'```.*?n(.*?)```', corrected_srt, re.DOTALL)
    final_srt = srt_match.group(1) if srt_match else corrected_srt

    Path(output_srt).write_text(final_srt, encoding="utf-8")
    print(f"字幕ファイル生成: {output_srt}")

# 実行例
auto_caption_pipeline("my_video.mp4", "subtitles.srt")

AfterEffectsでテロップを自動装飾する

SRTをAEに読み込んで、プロ品質のテロップに仕上げる方法。

SRTからAEへのインポート手順

  1. AEでコンポジションを作成
  2. ファイル > インポート > キャプション を選択
  3. SRTファイルを選択するとテキストレイヤーが自動生成される

テロップスタイルをJSXで一括適用

// 全テキストレイヤーにスタイルを一括適用するJSXスクリプト
(function() {
    var comp = app.project.activeItem;
    app.beginUndoGroup("テロップスタイル一括適用");

    for (var i = 1; i <= comp.numLayers; i++) {
        var layer = comp.layer(i);
        if (!(layer instanceof TextLayer)) continue;

        var textProp = layer.property("ADBE Text Document");
        var textDoc = textProp.value;

        // フォント設定
        textDoc.font = "NotoSansJP-Bold";
        textDoc.fontSize = 52;
        textDoc.fillColor = [1, 1, 1];  // 白

        // 背景ボックス(バックグラウンドカラー)
        textDoc.backgroundEnabled = true;
        textDoc.backgroundColor = [0, 0, 0];  // 黒
        textDoc.backgroundOpacity = 70;
        textDoc.backgroundPaddingTop = 8;
        textDoc.backgroundPaddingBottom = 8;
        textDoc.backgroundPaddingLeft = 12;
        textDoc.backgroundPaddingRight = 12;

        textProp.setValue(textDoc);

        // 位置を画面下に設定
        layer.transform.position.setValue([comp.width/2, comp.height * 0.85]);
    }

    app.endUndoGroup();
    alert("スタイル適用完了");
})();

テロップの3種類使い分け

  • 逐語テロップ:ナレーション全文。インタビュー・ドキュメンタリー向け
  • 要約テロップ:重要ポイントだけ強調表示。解説動画向け
  • アクセントテロップ:特定の言葉だけ大きく表示。SNSショート動画向け

まとめ

テロップ自動化の最も現実的な組み合わせは「VREWまたはPremiere AIで文字起こし → Claudeで補正 → AE JSXでスタイル適用」だ。この3ステップを整備すると、1時間のインタビュー動画の字幕入れが30分以内で完了するようになる。

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