レンダリングでエラーが起きる場合の対処

書き出し(レンダリング)中に何らかのエラーが発生してレンダリングが途中で止まってしまうということもしばしばおきます。このページではレンダリングエラー時に試すことが出来る方法についてご紹介しています。

レンダリングエラーの基礎知識

エラーが起きる原因と可能性

レンダリングエラーが発生する原因は様々で、全員に共通する解決策は残念ながらありません。そのため、エラーからすぐには復旧できない可能性も高いです。

レンダリング作業はパソコンにとても大きな負荷を与える作業なので、それまでの日常的な利用では何ら問題にならなかった小さなバグやエラーや故障といった隠れた問題が、レンダリング時にエラーという形で露呈することもあります。単純にレンダリングエラーが発生するとはいっても、AfterEffectsが失敗としてログを出しているのか?パソコンが完全にフリーズして止まってしまったのか?ブルースクリーンになって再起動してしまうのか?などなど、症状によっても原因となる箇所の可能性が変わってきます。

パソコンにインストールされているグラフィックカードのドライバのバージョン、OSにインストールされたバージョンアップパッチなどが原因になってソフトウェア的なエラーが発生しているというケースもあります。

レンダリングエラーの原因は本当にケースバイケースなため、自分のパソコンでは何が問題で起きてしまったのか?を完璧に特定する作業を行ったとしても、結局原因を特定できず復旧できないという事もしばしばあります。仮にインストールしているドライバとのソフトウェア的な相性の問題などである場合、数百あるドライバを1つ1つ検証していくというのはあまり現実的ではないでしょう。

作業するパソコンを変えたり、出力方法を変えたりして出来るだけ少ない時間での復旧を目指しましょう。

レンダリングエラーの回避方法

レンダリングでエラーが起きる原因を特定する努力は時間の多大な無駄に終わることも多いので、以下のいくつかの現実的な方法を先に試してしまうことをお勧めいたします。原因の特定はひとまず置いておいて、先に正常な出力を試みましょう。

MediaEncorderからの出力

こちらはAfterEffectsからの出力で何らかのエラーが発生してしまったという方向けです。

AfterEffectsからの出力はAfterEffects内部からとMediaEncorderを経由した方法とで2種類の選択肢があります。

AfterEffectsからの出力でエラーが起きたという場合でも、MediaEncorder経由の出力では成功するというケースもよくあります。まだ試していないようであれば早速MediaEncorder経由で出力をテストしてみてください。

AfterEffectsからの出力

こちらはMediaEncorder経由の出力で何らかのエラーが発生してしまったという方向けです。

こちらも上記の理屈と同じで、MediaEncorder経由の出力でエラーが起きたという場合でも、AfterEffectsからの出力では成功するというケースがよくあります。

作業するパソコンを変更する

こちらも現実的な1つの選択肢です。レンダリングエラーは大抵利用しているパソコン内の何らかの問題に起因して発生していますので、パソコンを変更するとなんの問題もなくあっさり書き出すことが出来るケースも多いです。

Adobeのソフトウェアを利用できるパソコンが用意されている漫画喫茶やインターネットカフェなどもありますので、高性能なパソコンを一時的に利用してテンプレートの編集や書き出しを行うというのも、移動が面倒ですがおすすめできる現実的な方法です。

エラー箇所だけ飛ばして書き出す

毎回特定の部分に来るとエラーが発生してしまうという方もおられるかもしれません。特定の部分を表現するために必要となるメモリの容量の問題なのか、メモリ内部の部分的な故障がレンダリング時に露呈したのか、グラフィックカード関連の故障やバグなのかははっきりと特定できませんが、エラーが起きる部分だけを避けて書き出すことは出来ます。

ワークエリアの範囲を指定して、エラーが起きる部分より前の部分の時間と、エラーが起きるフレームの後の時間との2つの動画ファイルに分けて書き出します。特定のフレームだけでエラーが発生するという事も実際に起きることがあるので、その1つのフレームだけを飛ばすことで書き出しに成功することがあります。

最後に2つに分けてエラーを回避して書き出した動画ファイルを統合して1つにすることでムービー全体を作ることが出来ます。欠損した1フレームが違和感を生む場合にはフレームブレンドやフェード効果などの機能を使って欠損フレームを目立たなくさせるとよいでしょう。

クリーンインストール

こちらはパソコンの中身を全て一旦消してしまって、もう一度全てのソフトウェアやドライバを入れなおすというアイデアです。たくさんインストールされたソフトウェアやドライバが何らかの作用をしてエラーが起きている場合には、クリーンインストールをすることで復旧できる可能性もあります。

ただこの方法は、パソコンをまっさらに消してからもう一度使える状態に復旧してくるというものなので、パソコンに詳しくない方の場合にはデータの消失や復旧できなくなる可能性など、少し危険が伴います。

しかし内部のソフトウェア的な問題であった場合には、このクリーンインストールで治ることもありますので、1つの選択してご紹介させて頂きます。


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