
AfterEffectsのエクスプレッションは「キーフレームの代わりにコードで動きを定義する機能」だ。一度覚えると制作スピードが劇的に上がる。20年以上AEを使ってきた経験から、実務で最も使う表現を体系的に解説する。
エクスプレッションの有効化
プロパティ名(Positionなど)の横にある時計アイコンをAlt+クリック(Mac: Option+クリック)するとエクスプレッションエディターが開く。ここにコードを入力する。
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エクスプレッションの基本構文
// 現在時間(秒)を取得
time
// コンポジションの幅・高さ
thisComp.width
thisComp.height
// このレイヤー自身の値
value // プロパティの現在値
// 別レイヤーの値を参照
thisComp.layer("レイヤー名").transform.position
最重要関数:linear・easeIn・easeOut
// linear(t, tMin, tMax, val1, val2)
// tMin〜tMax の間で val1→val2 に線形補間
linear(time, 0, 2, 0, 100) // 0〜2秒で0→100
// easeIn:最初ゆっくり→加速
easeIn(time, 0, 1, 0, 100)
// easeOut:最初速い→減速
easeOut(time, 0, 1, 0, 100)
よく使うパターン集
1. wiggle(ランダムな揺れ)
// Positionに適用
wiggle(5, 30) // 周波数5Hz、振幅30px
// 特定の軸だけ揺らす
x = wiggle(5, 30)[0];
[x, value[1]] // X軸だけ揺れてY軸は固定
2. loopOut(ループアニメーション)
// キーフレームをループ
loopOut("cycle") // 繰り返し
loopOut("pingpong") // 往復
loopOut("continue") // 最後のキーフレームから継続
3. time × n(一定速度で変化)
// 1秒ごとに360度回転(無限ループ)
// Rotationに適用
time * 360
// 1秒ごとに100px右に移動
[value[0] + time * 100, value[1]]
4. Math関数でサイン波・コサイン波
// サイン波(上下に揺れる動き)
// Positionに適用
amplitude = 50; // 振れ幅(px)
frequency = 2; // 周波数(Hz)
y = Math.sin(time * frequency * Math.PI * 2) * amplitude;
[value[0], value[1] + y]
// コサイン波(円運動)
r = 100; // 半径
x = Math.cos(time * 2 * Math.PI) * r;
y = Math.sin(time * 2 * Math.PI) * r;
[thisComp.width/2 + x, thisComp.height/2 + y]
5. inPoint・outPoint(レイヤー開始・終了点)
// レイヤーが現れた瞬間からフェードイン
// Opacityに適用
easeOut(time, inPoint, inPoint + 0.5, 0, 100)
// レイヤーが消える前にフェードアウト
easeIn(time, outPoint - 0.5, outPoint, 100, 0)
6. index(レイヤー番号で時差を作る)
// Positionに適用(各レイヤーが0.1秒ずつ遅れてフェードイン)
// Opacityに適用
delay = (index - 1) * 0.1;
easeOut(time, inPoint + delay, inPoint + delay + 0.5, 0, 100)
Null Objectと親子関係の応用
Null Objectをコントローラーとして使い、複数レイヤーを一括制御する手法は実務で非常に有効だ。
// Null ObjectのOpacityで複数子レイヤーを制御
// 子レイヤーのOpacityに適用
thisComp.layer("コントローラー").transform.opacity
エクスプレッションのデバッグ方法
エクスプレッションがエラーになると、プロパティ名が赤くなる。デバッグには以下の方法が有効だ。
// エラー箇所を特定するためのコメントアウト
/*
試していたコード
*/
value // 一時的にデフォルト値に戻す
// 値を確認するためのテスト(Source Textに適用して確認)
thisComp.layer("対象レイヤー").transform.position[0].toString()
ClaudeCodeでエクスプレッションを生成する
複雑なエクスプレッションはClaudeCodeに生成させるのが最も効率的だ。
// ClaudeCodeへのプロンプト例
「AfterEffectsのエクスプレッションを書いて。
条件:inPointから0.5秒でスケールが0→100%に拡大し、
outPointの0.5秒前から100→0%に縮小する。
イーズインアウトで自然な動きにすること。」
まとめ
エクスプレッションを覚える価値は「毎回同じアニメーションを手で打つ手間をゼロにする」ことにある。wiggle・loopOut・linear・easeの4つを使いこなすだけで制作効率は大幅に上がる。まずは既存プロジェクトの繰り返しアニメーションを1つエクスプレッションに置き換えることから始めてほしい。
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